花てまり
サーモンピンクのビーズボールに、深紅のアクセントをつけたかんざしです。
ちょっとしたお出かけ用の紬や小紋を着たときなどに、気軽に髪にさせるかんざしがあったらいいな、と思って作った作品です。
20年くらい前までは、お正月には着物姿が普通に見られました。
振袖のような晴れ着だけでなく、小紋や紬など普段着の着物で初詣でに出かけたりしました。
うちは、あまり裕福ではなく、普段の洋服はめったに買ってもらえなかったのに、2~3年に一度、八王子で織物をやっていた親戚の関係か、着物だけは買ってもらいました。
(その分の予算を洋服に回してくれれば、もっとオシャレができるのに、と多少不満でしたが)
昔の嫁入り支度のつもりだったのでしょうか。
手入れが面倒なので、結婚の時も実家に置いたままでしたけど。
亡くなった父は、お正月にだけは着物を着ていました。
お年始回りに出かける以外は、大晦日から三が日にかけて、一人でずっとお酒を飲んで、子どもたちとゲームをしてくれるだけだったのに。
母は、だんだん着付けが面倒と、着物を着なくなっていましたが、子どもの頃は、母も私も着物でお年始回りにでかけていました。
今は、お正月だからと、着るもの、食べるものをことさら改まったものにすることも少なくなり、昔ほどお正月気分も盛り上がらなくなりました。
でも最近、浴衣に始まり、若い人たちに着物が見直されつつあるのは、嬉しいことです。
ワンピース感覚で着られる着物など、いろいろな形のものがあったり、着付けをちゃんと覚えて着る人もいるようです。
私も、公民館の講習で着付けを覚え、長女が七五三の時、自分と子どもの着付けをしました。
なかなか着付けをする機会はありませんが、一度覚えてしまえば、自分で簡単に着られるようになるので、オシャレの幅も広がります。
何代にも受け継いで着られる着物は、海外のブランド物のようなもので、私も祖母の形見の小紋を愛用していました。
大正時代の香りがする、紫地に小花模様の、渋くてかわいい着物です。
少し袖が短いのですが、柔らかい絹がしっくり身体に馴染み、とても着心地の良い着物です。
もう何年も着ていませんが、また引っ張り出して着てみようかな・・・
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